博物館・美術館で考えさせられた事がら

博物館に行くと、色々な面での課題や問題、考えさせられる事が見えてきます。
私一個人ではとても太刀打ちできないようなもので、1人で悶々としてしまう。
なので、ここでちょっと吐き出し…というかご紹介。

どの分野も実際に関わってる人たちは常に直面している問題なんだろうなあ。

展示から考えさせられること

生物の絶滅

これは科学系の博物館で痛感します。
剥製や骨格標本でしか見られなかったり……キャプションで「絶滅した」と読むときのむなしさ。
テレビで密猟の話題などを目にすると、暗い気持ちになります。

博物館でしか観られない動物が増えるのは阻止したいですね。
個人でどうすればいいか分からないけども。

自然分野に関しては外来種や蛍の放流など生態系の問題もありますが、それに言及しているところあんまり観た事ない印象。
博物館みたいなところで広く知らせても良いと思うんですが、蛍に関しては町おこしも絡むみたいなので難しいのかな…

戦争の傷跡

郷土博物館に行くと、石器時代~現代までの歴史の中で必ず言及されています。

特に、大空襲に見舞われた墨田区の「すみだ郷土文化資料館」の空襲の絵の展示はかなりつらいものがあります。画家や作家でなく普通の人が体験した絵なのがまた余計に。

地域によって、展示物や被害の解説などは微妙に違っていますが、
どこも共通してびっくりするくらい自国民に我慢を強いてたのが分かる。

やっぱり戦争はしちゃいけないなあ。
戦争については、がっつり書くと長くなりそうなのでまた改めて書く事もあるかもしれません。

産業構造の問題

これは企業系の博物館に行くと目にする事があります。

木材・合板博物館では、林業の衰退について問題提起をされていました。
お肉の博物館では、それに従事する人々への差別が課題として挙げられていました。

ただこういった事はほとんど展示されないので、もっと他の博物館も提示してもいいんじゃないかと思いました。
現場から、危機感を発信するのは悪いことじゃないと思うんですよね。
目を背けても事実は事実だし、これからどうしていくか、といった問題提起はありなのではないかと。
アニメ業界とかだいぶ前から疲弊が叫ばれてるのになあ~…

博物館・美術館の課題

作品の焼失

結構これ目にする事が多いです。
凄くすごくもったいない!でもどうしようもない!という…

東京なので関東大震災や戦争の空襲が原因としては多いかな。
想像だけども阪神大震災の建物倒壊や東日本大震災の津波でもかなりの美術作品や歴史史料が被害を受けたんじゃないかと思います。
関東大震災や空襲では、コンクリート製の建物だと比較的被害が少なかったみたいですね。

今も大地震がくるのは分かりきっているので、これ以上はこういった被害が増えないように対策できているといいなあ。

あとは作家個人が火災等で被害にあったパターンもあり。

「保存」という点は今後もかなり重要なポイントになりそうですね。

学芸員(研究者)の地位が低い!

これはもう本当に思う。

10年近く前、日本科学未来館に行ったらそこの案内の人(若いスタッフさん)が「もうすぐ契約期限なんですよね」と言ってました。
で、実際に未来館の求人を見たら任期は最大で5年。……もっとじっくり研究なり展示なり腰をすえて取り組めないものでしょうか。
お金がないのはもちろん分かるんだけど、これどんどん科学技術の足腰弱くなるでしょと。

実学に結びつく科学分野がこれでは……ノーベル賞で盛り上がるわりには本当にお金出し渋るよねえ。
寄付文化を税制面でもっと優遇すればアメリカみたいに使えるお金が増えるだろうか?難しいです。

あとは、ある博物館で関係者が話しているのを小耳に挟んだことがありますが、やっぱり厳しい内容(こちらは歴史系)。
研究分野は大学でもそうだけども博物館でも同じ状況ですね。正規の職員がどんどん減らされてる。
これも解決は難しそうです……

基本的には博物館・美術館を楽しんでいるのですが、どうしようもない悲しい気持ちになる事もあります。
今回はこういった事をつらつら書いてみました。
また何か書きたい!という気持ちがたまったらまとめて書いてみます。

それでは。また次回からはミュージアム紹介に戻ります。

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