荒川治水資料館アモア 治水・水害の知識を深める

荒川治水資料館 アモア

中が暗いですが開いてます

赤羽駅から徒歩20分(!)の場所にある荒川の治水に関する博物館で荒川に面しています。
荒川は川の事で荒川区の事ではないです(立地は北区)。

「治水」という一見地味だけど大切なことについて解説があります。

解説は分かりやすいですが専門的なので、単独で行くなら中学生以上向きかなと思います。
ですが、ところどころ小学生向けの解説もあり、それがまたポイントを押さえたものなので、子どもも楽しいと思います。
1階の水槽には荒川で見られる魚もいるし、何より水害に対しての意識を高められます。
水害からの避難についての展示は家族で考えるきっかけにもなります。

館内はいすが多いので休めます。
まずは駅から20分歩いた体を休めましょう。

荒川治水資料館アモア 感想

荒川の治水の流れが分かる

荒川治水資料館 アモア

正面のパネルは動かせて、川の流れの変遷が分かるようになっています

水だけに。
冗談はおいておいて荒川の「治水」の歴史や現在の治水技術等についての展示を観られます。

江戸時代~現在の荒川の流れの変化や、明治末期の水害の写真、その後の放水路建設の工事方法等が紹介されています。

とはいえ、この辺りは技術的・専門的な話が多くてぼんやりとしか頭に入ってないですね。
治水工事の際に機関車を走らせて蒸気掘削機を使い水路を作っていったとか、さすが大工事だ、と思ったくらいで……

東京の荒川周辺の土地がいかに低いかのパネルもありました。うん、これは水害が発生しないほうがおかしい。

また、低地の水害の怖さについてはシミュレーション映像で観ることもできます。地点を選ぶと、洪水時どれくらいまで水が来るのか視覚的に分かるようになっています。水が怖い。

青山士がすごい人だった

荒川治水資料館 アモア

青山士については別に単独のコーナーもあります

パナマ運河造りに日本人で唯一携わった人です。名前の読みは「あおやま・あきら」。

旧東京帝大(現・東京大学)を出てからパナマ運河を造るためにアメリカへ。これはパナマ運河はアメリカが建設を主導していたから。ちなみに、運河はその後も長くアメリカの管理下にありました。
青山士はそこからパナマ運河建設に加わり、最終的には運河の一部(ガツン(ガトゥン)閘門)の設計を任されるまでになります。

展示では「運河の完成を見ることなく1911年に帰国(パナマ運河の開通は1914年)」とサラッと書かれていたのみでしたが、Wikipediaを読んでみたら、アメリカによる外国人排斥運動の高まりやらスパイ疑惑やらがあったみたいですね。時代の被害者だなあ……

さて帰国後、荒川の放水路建設に携わり、当時の最新技術コンクリートの使用を上の反対を押し切って進めたといいます。
そのおかげで関東大震災の揺れにも耐えたとか。
青山も凄いし結果的に許した(押し切られた?)当時の国交省も結構思い切ったなと思う。

旅行カバンなどの愛用品も展示されていました。

世界の治水事業や川の事が分かる

荒川治水資料館 アモア

わかりにくいけど一番上のグラフが日本と欧米の治水状況。日本の遅れが一目瞭然

これはテーマの中でサラッと触れられる程度なのですが、興味深かったです。

東京の荒川流域とロンドンのテームズ川流域を比べた模型は、東京の低地っぷりが一目瞭然。
水害かなりやばいよ東京(そうならないようにしてるよ、というのを展示してる施設ではありますが、やばい)

治水事業は欧米に比べるとかなり遅れている印象。
しかも、オランダなんかが10000年に1度の水害の対策が100%できているのに、日本は100年に1度の対策もできていない模様……進捗が25%てマジか。
本気で心配になる。こないだの中国四国地方の豪雨は治水の面ではどうだったのかな。

もしかしたらただ比べればいいものではないかもしれませんが(気候とか台風とかとか地震とか)、各国との違いは面白く思いつつも不安になりましたね。

災害の備えについても

荒川治水資料館 アモア

ご飯だけでもかなり必要

ここでは、避難に関する知識が紹介されています。
避難勧告や避難指示の違い、降水量、逃げるべきか高い所で止まるべきくか、といった事が説明されています。
荒川の治水対策もしてるけど、個人でもちゃんと準備をしてくださいね、という警鐘ですね。

非難にあたって用意すべき道具類も実物が置かれています。
こんなにたくさんあるの……!

水(飲料水)はやっぱり大切ですね、1番場所とってた。
でも重いと今度は持ち出しづらくなるし、こういうバランスを考えるのも必要ですよね。

自分たちの身に置き換えられる分、この展示が1番大切かも。

所要時間/滞在時間

じっくり観て1時間半ほど。あまり映像は観なかったので、まじめに全部観ると2時間くらいかかりそうです。

サラッとなら20分くらいでしょうか。

バリアフリー

エレベーターやスロープがあり、誰でも観やすいようになっています。
障害者用トイレもあり。

乳幼児関係

1階の女子トイレ内と障害者用トイレ内におむつ替えシート、男女トイレ内にベビーチェアが備え付けてあります。

体験

18歳以上向けの講座が用意されています。特に書かれていないですが、おそらくは事前申し込みが必要です。

子ども向けにはわくわく体験なるものがあります。(が、あまり広域の情報発信には力を入れていないのかよく分からず……)

カフェ・ショップ

特にありません。
もっというと、ホームページに“館内及び周辺にレストラン、コンビニエンスストア等はございません。”とあります。そこまで言い切ったか……

自動販売機はあり、館内の決められた場所でなら飲むことができます。

近隣のこと

う~ん…特にないですね……川辺でバーベキューはできるようですが……

外国人向け

特になく、解説等も日本語のみです。

荒川治水資料館アモア 基本情報

住所

〒115-0042 東京都北区志茂 5-41-1

電話番号

03-3902-2271

開館時間

火~金
9:30~17:00

土日祝
10:00~17:00(問合せや案内対応は10:00~16:00)

いずれも入館は16:45まで

休館日

月曜日 ※祝日の場合は開館し翌日お休み
お盆
年末年始
その他臨時休館あり

入館料

無料

アクセス

JR埼京線/京浜東北線/高崎線 赤羽駅(東口)から徒歩20分
東京メトロ南北線 赤羽岩淵駅または志茂駅から徒歩15分
JR赤羽駅より都バス「豊島5丁目団地」行き「岩淵町」または「志茂2丁目」下車徒歩10分

ホームページにあるアクセスマップが分かりやすいので、あまり迷わないと思います。

設備

自動販売機
無料ロッカー
冷水機
障害者用トイレ
オムツ替えシート
ベビーチェア

Wi-fi

あり

写真撮影


一部不可の場所あり

ホームページ

http://www.ktr.mlit.go.jp/arage/arage_index007.html

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