伊勢半本店 紅ミュージアム 「紅(べに)」を知ってますか?

伊勢半本店 紅ミュージアム

奥側がミュージアムになっています

私は知りませんでした。紅。そんな江戸時代に流行した「紅(べに)」についての博物館がこちら。江戸時代からの紅の製法を今も伝える唯一の企業、(株)伊勢半の企業博物館です。

紅は化粧道具としての口紅や染料・着色料として使われてきました。
この施設では口紅を中心として、その他の紅の使い道についても紹介されています。

展示室は小さいながらも紅という文化を色々な方面から学ぶ事ができます。

毎年1回、ひと月半ほどの期間で企画展を行っており、さらにマニアックな特集展示が観られます。連動した講座なども開催。

伊勢半本店 紅ミュージアム 感想

紅の諸々がわかる

紅の歴史、紅の使い方(化粧だけでなく魔除けなど)の解説や、紅を差している浮世絵、実際に使われていた道具などが展示されています。

展示室はせまいですが、「紅」だけでこんなに展示が充実しているとは、という内容です。

面白かったのは、江戸のお店で大売出しをした際に客におまけとしてつけていた牛の置物。マニアック!
一点集中型の博物館ならではの展示。こういうのに遭遇すると嬉しいです。
ちなみに値段によって、大形・中形・小形ともらえる牛の種類も違ったそうです。

時代は分からなかったけど、おそらく使用していたであろう紅猪口や紅板も置いてありました。
紅猪口や紅板は、紅をそこに塗っておいて必要なときに水で溶いて口に差します。紅が無くなったらそれを紅屋に持っていって、そこにまた紅を塗ってもらうようになっていました。

紅を差す美人画の浮世絵もあり、まさにその当時の「紅」の文化を目にすることができます。

紅の材料、製造、販売から実際に使われるまでの一連の流れを、解説や物の展示で観られます。

紅板・紅猪口はそれ自体に色々な形・デザインがあって、観ていて楽しかったです。

解説がわかりやすい

特に値段!

江戸時代に日常的に使われた物の値段って気になるんですが、ここの解説はその値段感が分かりやすいです。

例えば、低品質の紅は銭16文(現在の貨幣価値で300円程度)/高級品の紅は金1両(現在の貨幣価値で6~7万円程度)とありました。文化文政期(1804~1829)の相場という事です。

顔を彩るのにもなかなかお金がかかりますね。

全体的に分かりやすい解説だったと思うので、化粧に興味のある人はもちろん江戸時代の文化が好きな人はぜひ行ってみてください。

紅のお試しもあり

基本的には女性向けの体験になると思いますが、紅(口紅)を試してみる事ができます。
いつものスティック型の口紅とは違った筆で塗る口紅を体験できます。

もし口紅をすでにつけている場合は、はじいてしまうとの事で一度落としての体験となります。

私はやりませんでしたが、紅を水で溶くところは見せてもらいました。
紅は元来あかい色をしていますが、乾くと玉虫色という緑っぽい色(全然違う色!)になります。それが水につけて赤みを取り戻していくのはちょっと面白かったです。

紅花茶はいただきました。すみません味は覚えていません……

所要時間/滞在時間

じっくり観て、紅花茶を飲んでゆっくりして、1時間20分くらい。ミチッと展示が詰まっているので時間かかりました。

サラッと観たら15分程度かなあ。

企画展を観るとなるとまた時間がかかるだろうし、昔ながらの紅を体験させてくれる場合はもっと時間かかると思います。

バリアフリー

基本的に段差はありません。

乳幼児関係

特にありません。

体験

講座が月に1回ほどあります。有料で事前申し込み制。

来年(2018年)の講座「『紅色和菓子でバレンタイン』~御料紅(食紅)で作る季節の和菓子~」が既に定員に達しているのが凄い。

カフェ・ショップ

製品の紅や紅花茶が売られています。

近隣のこと

岡本太郎記念館、根津美術館、秋山庄太郎写真芸術館をはじめ、表参道の各種ギャラリーが近いです。

外国人向け

日本語のみです。

伊勢半本店 紅ミュージアム 基本情報

住所

〒107-0062 東京都港区南青山6-6-20 K’s南青山ビル1F

電話番号

03-5467-3735

開館時間

10:00~18:00 ※入館は17:30まで

企画展開催中は変更の場合あり

休館日

月曜日 ※月曜日が祝日の場合は開館し翌日お休み
年末年始

入館料

無料

企画展は、一般 600円

アクセス

東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線 表参道駅(B1出口)から徒歩12分

設備

特になし

Wi-fi

なし

写真撮影

不可

ホームページ

http://www.isehanhonten.co.jp/museum/index.html

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