東京国立近代美術館 フィルムセンター 日本映画の歴史を知る

東京国立近代美術館 フィルムセンター

初めて行った時通りすがってしまった

2018年4月1日に「国立映画アーカイブ」となりました。

東京駅からもほど近い、日本映画の歴史を俯瞰して観る事のできる施設。
外国から発した映画の黎明期の展示から、戦後までの映画についての展示です。

結構な展示とその解説の物量。映画好きな研究者が博物館作るとこんな感じかな。常設展の展示や解説だけでもじっくり観るとかなり時間がかかります。
映画文化の奥深さに触れる博物館。

時期によっては企画展もあります。

映画の特集上映もあり、最新作中心の大手シネコンではお目にかかれない作品もかかります。こちらは上映作品ごとにチケット購入が必要です。

東京国立近代美術館 フィルムセンター 感想

日本映画の洪水…!

東京国立近代美術館 フィルムセンター

かっこいい…!

広さの割にはかなり展示や情報の物量は多いです。
解説も細かいこまかい。
白状すると、情報量が多すぎてさすがに全部をじっくりとは読めず、結局サラリとしか観られませんでした……

江戸時代の幻灯機もあり、日本映画のルーツの紹介から。
撮影機材や映画公開時のポスター、パンフレット等が並んでいます。

時代劇作品やその俳優などについての解説は、当時、映画がどれだけ一般的な娯楽として受け入れられていたか想像が容易につきました。

また、各時代のトピック的な映像も数分だけ観られるようになっているので、それも参考になる。

個人的にはここ10年くらいのCGを駆使した作品についても展示があればいいのになあ、とも思いますが……
あ、でもCGだと「物」の展示に乏しいのかなあ…みた事のないようなふっるいコンピュータとか…それだと今度は「ここ最近」に当てはまらなくなるか……

アニメーション作品の展示もあります

東京国立近代美術館 フィルムセンター

これが大藤信郎

大藤信郎の使っていた自作撮影台もあり、ちょっと興奮してしまった。
大藤信郎はアニメーション作家で、カンヌ国際映画祭でも賞をとった人。
毎年発表される毎日映画コンクールに「大藤信郎賞」というアニメ部門があり、それはもちろん彼から取られた賞です。
『幽霊船』は美しくも恐ろしい映像なのでぜひ色んな人に観てほしい作品。

東映動画(現・東映アニメーション)の作品が少しだけあったかな。「こねこのスタジオ」の絵コンテかわいいいいい!!!!!!

企画展のスペースも

東京国立近代美術館 フィルムセンター

持永只仁の展示よかったなあ

フィルムセンターに行った動機としては、9月までやっていた「人形アニメーション作家 持永只仁」を観たかったというのが大きいです。

持永只仁は戦中から満州で映画会社に入っており、終戦後はそのままとどまってなんと共産党の依頼を受けて蒋介石を非難するアニメ作ってたりもします。
日本統治の時から当時の日本人にしては珍しく、現地の中国人に対しては公平な扱いをしていたので、戦後すぐもその後も会社の中では尊敬されるべき人だったようです。
中国のアニメーション制作の基礎を一部でも確実に担った人物かと思います。

日本では子ども向けの人形アニメを作っています、アメリカから製作依頼を受けた人形アニメはティム・バートンにも影響を与えたとか。凄い。

もうね、可愛かった!
人形も可愛いのですが、絵コンテの絵が本当にかわいい!!絵コンテはザカザカ描く監督と丁寧に描きこむ監督といるけど、持永只仁は後者。
これ他のところで絵コンテメインで展示してくれないかな!

持永只仁の娘さんとも思いがけずお話できて凄く楽しかったです。

企画展の内容は興味によって滞在時間は変わりますね。
以前に行ったポスター展はざっと観て10分くらいでした。

展示とは別に、映画の上映もあります

フィルムセンターなので映画の上映もおこなっています。
ですが、基本的に映画は映画で特集が組まれていて展示とは関係がありません。二重で楽しめるとも言える。

上映はそれはそれで知らない作品や本でしか名前を見たことの無かった映画がかかる事もあり興味深いです。

上映観覧は、予約で並んでチケット(一般 500円)を買う形。ただ2018年1月から試験的にとはいえ前売り券の制度が始まるという事なので、また色々変わっていくかもしれません。

思い出話を語ると、数年前に、フィルムセンターまで1947年公開の「黒水仙」を観に行きました。淀川長治さんの著書『私の映画の部屋』(文藝春秋、1985年発行)にあったので気になってたのです。
同じくフィルムセンターで企画上映された「赤い靴」(1948年公開)と迷って迷って黒水仙にしたのに、その後WOWOWで黒水仙は放映、赤い靴はまだ観られず……



[広告] そのWOWOW。古くてマニアックな映画やアニメ一挙放送があり、
私はアメリカのファッション番組の「プロジェクト・ランウェイ」が好きです。面白い。

所要時間/滞在時間

常設展サラリ・企画展じっっくりで2時間半くらい。
常設展のボリュームがあるので、それだけをじっくり観ようと思ったら3時間はかかりそう。

どちらもサラッとなら20分くらいで観られます。

バリアフリー

展示階にはないですが、1階に車いす用トイレがあります。中もエレベーター、スロープで行き来できるので問題なく観られるかと思います。

乳幼児関係

同じく、1階女子トイレ内におむつ替えシートがあります。

体験

企画展に関連したトークイベントがあります。申込不要で無料なものが多いです。

カフェ・ショップ

ポストカードや展覧会の図録などを受付で買うことができます。1、2、7階受付にて。

近隣のこと

警察博物館(ポリスミュージアム)、宝くじドリーム館が近いです。

外国人向け

解説に英語併記あります。

国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館 フィルムセンター) 基本情報

住所

〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6

電話番号

03-5777-8600

ハローダイヤルです

開館時間

11:00~18:30 ※入場は閉室の18:00まで

休館日

企画展の休室日

入館料

一般 250円

ぐるっとパスで入れます

アクセス

東京メトロ銀座線 京橋駅(出口1)から徒歩1分
都営地下鉄浅草線 宝町駅(出口A4)から徒歩1分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅(出口7)から徒歩5分
JR 東京駅(八重洲南口)から徒歩10分

しれっとビルの並びに建っています。

設備

駐車場(身体の不自由な方向け・要事前連絡)
コイン返却式ロッカー
車いす用トイレ(1階)
おむつ替えシート(1階女子トイレ内)

Wi-fi

なし

写真撮影

常設展のみ可

ホームページ

http://www.nfaj.go.jp/ 国立映画アーカイブ

http://www.momat.go.jp/fc/ 旧 東京国立近代美術館フィルムセンター

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