外交史料館 日本の外交の歴史を学ぶ

外交史料館

別館の建物。この2階が展示室です

本館と別館があり、展示は別館がメインです。本館の方にも一部展示はありますが、正確には外交史料館別館にて展示が行われています。

ここでは基本的には別館の事を書いています。

解説が豊富なので勉強になります。中学~高校くらいの近代史と合わせて観るのがより理解が深まるのかなと思います。
分かりやすい解説ですが、近代の外交についておぼろげながらも知識があった方が面白い気がします。
解説自体もゼロから分かるというよりある程度の知識を必要としている印象。

ここの展示を観ると、近代という時代の大部分を”外交”が占めている気がする。近代史を俯瞰したい人にもおすすめです。

常設展と、時期によっては企画展を行なっています。

館の方が親切で、資料をいろいろくれました。とてもありがたい。

外交史料館 感想

本館は杉原千畝の展示

外交史料館

こちらは本館。この向かいにも少し展示があります

まずは本館に関する展示について少し。本館は、史料館の設立目的やその活動内容を全般に紹介しているのと、杉原千畝の展示が少しあるくらいです。

杉原千畝は第2次世界大戦中にユダヤ人にビザを発行して命を救った人物。

人となりを紹介するというよりは、外務省に残った書類を展示しているスペースです。
なので、杉原千畝が発行したビザやビザを発給した人のリスト、外務省からの文書などが展示の中心です。

杉原千畝の展示の向かいにも少し展示があり、パスポートの変遷などが紹介されています。

上のどちらも狭いスペースにギュッと展示がつまってます。

別館は幕末〜昭和の外交史

外交史料館

幕末の展示です

幕末の日米和親条約から日清戦争後の日清講和条約調印書、太平洋戦争の降伏文書、昭和の日米安保条約まで、近代の外交に関する展示を行なっています。
歴史の教科書に出てきたような資料のオンパレードです。
文字でしか知らなかった「条約(あるいは批准書)」が眼の前にあるって不思議。ナポレオンの親書でけえ。ていうか全体的にサイズがでかい。

面白かったのは鹿鳴館の晩餐会のメニューや楽曲の演奏目録の展示。
鹿鳴館て残っていないし教科書のエピソードしか知らない自分としては、実在を感じさせてくれるものでした。良かった。

太平洋戦争中の資料は無かったですね。日ソ不可侵条約・日米交渉日本側の最終案からいきなり降伏文書に飛んでました。戦争で焼けてしまったとのこと。
あとこれは私の想像ですが多分日本側で処分した文書も相当数あるんだろうなあ……

戦争以外にも関東大震災で消失してしまった資料もあり、本当に残念。

1つひとつの資料に解説がついていて軽い読書状態でした。

吉田茂の展示も最後にあります。というか外交史料館の別館自体が吉田茂記念事業財団(現在は財団法人吉田茂国際基金)に寄贈されたもので、吉田茂とのつながりが深いのです。
1階には胸像や年譜のパネルもありますし。

企画展は本物を展示!

外交史料館

等身大の小村寿太郎と写真撮影もできます

常設展は史料保存のため複製を展示していますが、企画展は期間が限られているからか本物が展示されています。

私が観たのは「明治150年記念展示 条約所にみる 明治の日本外交」です。

明治政府がはじめて条約を結んだ国は?
日清修好条規はどんな対等な権利を相互に認めていた?
メキシコとの条約の批准書についているアステカ神話由来の動物は?

といったちょっと「おお」と思う解説もあり興味深かったです。答えはこの下の方に書いておきます。

また、本物の展示なので、伊藤博文や陸奥宗光のサインにテンションを上げたりもできます。

独仏露の三国干渉に対する日本政府の政府宣言案がお雇い外国人のアメリカ人のヘンリー・デニソンによるものだったとかも驚き。
もとは政府側で協議したものとはいえ、それを外国の人に任せるのか!と。

上の問題の答え。上から、スウェーデン・領事裁判権の保有・鷲
スウェーデンは驚きだなあ。考えてみればアメリカとかイギリスは江戸幕府の時に条約を結んでたのか。

所要時間/滞在時間

別館はじっくり観て1時間半近くかかりました。解説をじっくり読んでいたらこれくらいに……サラッとなら20分くらいかなと思います。

本館はじっくり観ても15分くらい、サラッとなら5分ほど。

バリアフリー

本館は問題なく観られますが(車いす用トイレもあり)、別館はエレベーターをはじめとした障害者用の設備がありません。

乳幼児関係

特にありません。

体験

特にありません。

カフェ・ショップ

本館に自動販売機がありますが別館にはありません。

近隣のこと

歩いて10分以内に泉屋博古館分館があります、15分くらいだと菊池寛実記念智美術館。

また東京タワーや芝増上寺も歩いて10分~15分ほど。

外国人向け

解説は日本語のみで外国語は対応していません。

ホームページは英語版があります。

外交史料館 基本情報

住所

〒106-0041 東京都港区麻布台1-5-3

電話番号

03-3585-4514

開館時間

月~金
10:00~17:30

休館日

土曜日
日曜日
祝日
年末年始(12/28~1/4)
臨時休館あり

入館料

無料

アクセス

東京メトロ南北線 六本木一丁目駅から徒歩8分
東京メトロ日比谷線/都営地下鉄大江戸線 六本木駅から徒歩10分
東京メトロ日比谷線 神谷町駅から徒歩10分

本館と別館の建物は数十メートル離れています

設備

無料ロッカー

本館は車いすトイレや自動販売機がありますが、別館はバリアフリー等の設備はありません

Wi-fi

なし

写真撮影

ホームページ

https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/index.html

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