世田谷区立郷土資料館 東京初の公立の「郷土」博物館

世田谷区立郷土資料館

この日は雨が降ってたのでよけい暗くみえますね…

東京に初めてできた公立の郷土資料館です。昭和39(1964)年に設立。

世田谷の歴史について学べます。

昔ながらの博物館ぽく、ちょっと入りづらさがあります。
今ではあまり見られない博物館の雰囲気かも。

展示室は2階で、常設展と企画展の部屋があります。

特筆すべきは、同じ敷地内にある世田谷代官屋敷。
江戸時代中期の上層民家の保存ができているということで、都内で初めて国の重要文化財に指定されています。

世田谷区立郷土資料館 レビュー

世田谷区の歴史をたどります

世田谷区立郷土資料館

歴史の展示

これに関しては、他の区の郷土博物館と同じですね。
縄文時代から始まって近代・現代までが、世田谷の地域に絡めてバランスよく展示されています。

やっぱり他の地域と同じで、鎌倉時代あたりからちょろっと展示が増え、江戸時代の展示が多めになります。

江戸時代の世田谷はまだまだ近郊農村でしか無かったんですね。
野菜を作って江戸に売りに行き、江戸からは下肥を購入して世田谷の村に帰ってくる、というサイクルはまさに練馬区の石神井公園ふるさと文化館で観たものと同じ!
江戸と農村の関わり方がどこも同じだったことが分かりました。そりゃそうか。

世田谷の村々は野菜をメインに作っていたのですが、その理由が米よりも税率が低いからだそうで。第3のビール的なヤツか。

で、続き観てたら明治になり租税改革の後、野菜農家は増税、米農家は減税になったとか。

世田谷区立郷土資料館

企画展の部屋

どういう理由なのか展示からは分かりませんでしたが、なんだろう、野菜作ってる家多いし税金たくさん欲しいから上げたれ、てことなのかな。
これは世田谷村以外のデータを較べてみないと分からないけど、他の郷土博物館はその情報なかったしなあ。

世田谷の発展は、電車が登場してからでした。
世田谷は勝手に東急のイメージを持ってたんだけど、そんなに外れてなかった模様。

企画展示室は新館にあり、ひと部屋でサラッと観られる感じ。

展示解説が語彙豊富

ここの展示解説、かなり語彙が豊富です。もてるボキャブラリーを駆使して書いている感じ。
少なくともこのブログよりは遥かに様々な単語が使われていました。

他の博物館では感じなかった、文章について惹かれました。

が、高校生(がんばっても中学生かな)以上に向けて書いた文章で、小学生以下にはちとハードルが高いんじゃないかなーとは思いました。

分かりやすい=正義ではないけれども。実際私は「おおおお凄い」となったので。

それはそれとして、ここの解説の文章力は学びたい…

ジオラマが多い

世田谷区立郷土資料館

ジオラマ。かわいい

他の郷土資料館にくらべて多い気がする。

ミニサイズで祭りや古墳が再現されていて可愛い。

同じ敷地内に「世田谷代官屋敷」があります

世田谷代官屋敷

でかい!

大名領の代官屋敷としては都内で唯一残っている建物。国指定の重要文化財です。

大名領とは何ぞや。世田谷は江戸時代当時は幕府直轄でなく彦根藩の領地でした。
代官とは。領主の代理で地元を支配する役です。

代官を世襲していた大場家は、元は武士だったのが主家の没落により農民になり力をつけた家です。それが戦国時代後期。
1578年の刀狩り前は武士と農民ははっきりと分かれてなかったので、その辺りは柔軟だったんでしょうね。
なので、屋敷も農村の民家です。もちろんでかい。

一見すると裕福な農民の家ですが、役所機能を持っていたので、お白洲(江戸時代の裁判で原

世田谷代官屋敷

お白洲もある

告・被告が座ってるところ)もあったりします。

古民家はいくつも行った事があったけど、行政機能を持った民家は初めて。
ずっと行きたい所でした。
お白洲ってのが、また普通と違う設備で興味深かったですね。

敷地内は様々な木も植えられていて、四季を楽しめそう。

昔ながらの博物館ならではの残念さも

暗いんです。照明的にもそうなんだけど、雰囲気が…
照明も、展示物保護のために暗くしているのは分かるんですが、明らかに現代風の博物館とは違った暗さなんですよね。

あと、子どもがさわって楽しいような体験コーナーがありません。
基本的に物が展示してあって、解説パネルがかかっており、来館者はそれを観るのみです。

だから、ちょっと行くのにハードルが高くなるかも。
内容は他の郷土博物館にも劣らない、面白いものなんだけども、そこで損してる気がするなあ…
まさに昔からある博物館、という感じ。

私子どもの頃住んでいた自治体の図書館、暗くてちょっと入るのいやだったんですよね。(これも古い建物)
明るい雰囲気ならいいってものでも無いけど、もったいなさがあるなあ~。

所要時間/滞在時間

じっくり展示を観て、外の代官屋敷も観て、2時間ちょっとでした。

サラッとなら、資料館・代官屋敷で20分くらいかと。

バリアフリー

エレベーターがあるので移動は楽にできると思います。車いす用トイレもあり。

乳幼児関係

男女トイレ内にベビーチェアが備わってます。

体験

特になし

というか、歴史講座は世田谷区に在住・在勤・在学じゃないと参加できないのです。

カフェ・ショップ

特別展の図録や資料館が作った書籍が売っています。

近隣のこと

何も無い!

資料館の前の通りはボロ市のお店が出る場所だけど、ボロ市は12/15・16と1/15・16だけだからなあ。
ボロ市もいつか行ってみたいと思ってるけど果たせず。

あとは、世田谷線に乗って豪徳寺や日本大学文理学部資料館や松蔭神社や齋田記念館などに足を伸ばすのがいいかも。

外国人向け

日本語のみです。

基本情報

住所

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1-29-18

電話番号

03-3429-4237

開館時間

9:00~17:00 ※入館は16:30まで

入館料

無料

入館の時に人数や年代を書いて、ボックスの中に入れるようになっています。

休館日

毎週月曜日
祝日(その日が月曜日の場合は翌火曜日も休館)
年末年始(12/29日~1/3)

館運営・工事等の都合により、休館日を変更することがあるそうですよ。

アクセス

東急世田谷線「上町」駅下車徒歩約5分

設備

車いす用トイレ(男女トイレ内)
ベビーチェア(男女トイレ内)

Wi-fi

なし

写真撮影

ホームページ

http://www.city.setagaya.lg.jp/shisetsu/1213/1265/d00138265.html

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