畠山記念館 茶の湯の銘品を堪能する

畠山記念館

いきなり趣のある入り口

高輪台から少し歩いた場所にある、茶道の品を展示している美術館です。
畠山一清が蒐集した茶道具や美術品が観られます。

畠山一清(号は即翁)は荏原製作所を作った実業家で、茶の湯・能楽などに親しむ文化人でもありました。
昔の実業家って本当美術品を収集して現代に残してくれますよね。ありがたい。

常設展はなく、年に4回企画展をおこなっています。

靴を脱いであがります。

畠山記念館 感想

数寄者の世界を覗きみる

「数寄者(すきもの)」なんて単語、実生活で初めて見た…!(中学の時に難読漢字みたいなので見た覚えはある)
それがここの美術館のキャプションではふんだんに使われています。

調べたら、

数寄者(すきしゃ、すきもの)は芸道に執心な人物の俗称。「数奇者」と書く場合もある。
現代では、本業とは別に茶の湯に熱心な人物、特に多くの茶道具を所有する人物として用いられる。

Wikipedia 数寄者より

という事のようで、まさに、器から茶席で飾る掛け軸まで茶の湯・茶道の文物が展示されている施設です。
ちょっと面白いものもあったりして、なかなかに奥深かったです。が、正直この沼にはまってはいけない世界だとおもいました。

というわけで茶道具が並んでおり、それを観てきました。
常設展は無いので「近代数寄者の交遊録ー益田鈍翁・横井夜雨・畠山即翁」を。

ええ、茶碗等の良し悪しはまったく分かりませんでした!ただ、キャプションに鑑賞のポイントが書かれている場合もあり、それを参考にしたり。

畠山記念館

庭園入って奥側のこちらが美術館の入口

どちらかというと、茶道具そのものよりも、「茶碗が欲しかった!でも入手できなくて残念!自分はなんて駄目なんだ!」という叫びを綴った益田鈍翁の手紙や、自分の茶室のルール(「茶の湯の席ではお菓子のみ、食事は出しません」というような)を書いた掛け軸などに面白みを感じてしまいましたね。
ちなみに茶碗を手に入れられなくて「自分はダメだ」と言った人、実業家で成功し(だって三井物産に関わった人)、茶の世界では物凄い収集家であり、自身でも茶器を作るというとんでもない通人で凄い人です。

ともあれ、そういった人間味あふれる、茶の湯の世界の背後にある感情が観られたのが良かったです。

あとは、渡辺喜三郎という塗師が制作した道具が本当に美しくて!惚れ惚れしました。

物の年代としては、安土桃山時代の物(千利休やその息子が作った物があった!)から数寄者たちがまさに生きていた近代に作られた一品まであり、戦国時代や江戸時代、はたまた明治時代に思いを馳せることもできます。

一部畳敷きでスリッパを脱いであがる展示スペースがあり、それもまた味がある作り(ただしバリアフリーではないのが残念)。

庭園も風情があります

畠山記念館

庭園すごく良かった~!

庭園を通って美術館に入るようになっています。

そんなに広くはないですが様々な木々があり、高低差のある風情のあるお庭でした。
ちょうど紅葉の時期に行ったのでとても良かったです。都会のオアシス。

こういうところにも数寄者の感覚が表れているんでしょうね。庭園内に茶室もあります。

ちなみに庭園散策だけするのはNGだそうです。

バリアフリー

古い建物なので、特に考えられていません。

乳幼児関係

特にありません。

体験

事前申込不要の展示解説やミニトークがあります。

また、講演会もおこなっています。こちらは要事前申し込み。

カフェ・ショップ

カフェではありませんが、展示を観ながらお茶を飲める券が売っています。500円。

ショップにはポストカード、図録、風呂敷などが置いてあります。

近隣のこと

10分ほど歩きますが、物流博物館があります。
15~20分ほど歩けるなら、白金台駅反対側に松岡美術館や庭園美術館があります。

外国人向け

日本語のみです。
ホームページは英語版あり。

畠山記念館 基本情報

住所

〒108-0071 東京都港区白金台2-20-12

電話番号

03-3447-5787

開館時間

火~日
春季展・夏季展(4~9月) 10:00~17:00
秋季展・冬季展(10~3月) 10:00~16:30

休館日

月曜日 ※祝日の場合は開館し翌日お休み
展示替期間中
年末年始

入館料

一般 700円

アクセス

都営浅草線 高輪台駅(A2出口)から徒歩5分
東京メトロ南北線/都営三田線 白金台駅(1番出口)から徒歩10分

設備

駐車場
ロッカー

Wi-fi

なし

写真撮影

庭園と建物1階は可
2階展示室は不可

ホームページ

http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

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